私は10年以上、2社の職場でメーカー(製造業)の営業マンをやっています。
1社目は産業機械(機械やモノを作る為の機械)業界、2社目は自動車部品業界です。
仕事大好き人間ではないのですが、日本でモノづくりを行うこのメーカーという仕事は気に入っています。
現在、仕事を探している方々にメーカーの良さをご紹介させて頂きます。
“モノづくり大国日本”はもう古いですが、まだ日本のモノづくりも未来はまだあります
メーカーという職種とは
メーカーとはいわゆる製造業です。
英語で言うと”Manufacturing industry“が正しいように思いますが、”maker”(メーカー)でも間違ってはいません。
モノづくりの業界ですので自社で工場を持っている会社が多いです。
銀行のようにお金を貸して利息を得たり、商社のように買い付けた商品を売る際に利益を得る職種等に比べ、モノを作って売る。
圧倒的にシンプルで分かりやすい仕事です。
営業と言えば営業力と言われますが、メーカーであれば商品力でモノが売れるというのもメリットです。
※逆もあるのでデメリットでもありますが。。笑
女性比率が少ない場合が多いので、出会いを求める男性には不向きでしょう。
女性にとっては周りが優しくしてくれるので働きやすい職場になるはずです。
販売経路の種類
- B to B (Business to Business)
- B to C (Business to Consumer)
B to B (Business to Business)
名前のままでは有りますが企業が企業に対してセールスを行う業態です。
ここでの営業マンは調達部門や購買部門に営業活動を行います。
B to C (Business to Consumer)
こちらは企業から消費者(一般人の顧客)に対してセールスを行う業態です。
この業態の営業マンは一般人の顧客へ営業活動を行います。
私がお勧めするのは圧倒的にこのB to Bの形態の仕事です。
むしろB to Cの営業は避けるべき仕事と考えています。
会社の看板を背負っているお客様と、一般人のお客様では無茶苦茶な要求を言ってくるのは明らかに一般人のお客様の方が多いです。
更に、B to Cの形態はそもそも数打って(足で稼いで)注文を取る事が当たり前の会社も多数あり、いわゆるブラック業界と言われる事業形態に近い可能性が高いです。
メーカー内の一般的な部署
私は営業をずっとやっているのですが営業以外にも多数の部署があるのでご紹介します。
設計・技術部・開発部
メーカーであれば一番肝の部署です。
技術部の人間に優秀な人間が多いかどうかで今後の会社の明暗が分かれるなんて事も有ります。
調達部・購買部
材料や部品などを買う部署です。
営業の私からすれば1番羨ましい部署です。
営業の私らが気を使ったり接待したりする部署なので、下手に出る相手と仕事をする立場に有ります。
工場関係部署
工場には、現場で製造するライン工と呼ばれる人から、納期の管理・品質の管理をする等の様々な部署が有ります。
勝手なイメージですが工場には気が強い少しヤンチャな人が多いのでそういう耐性がある人は向いてるかもしれません。笑
営業部
私が所属する我らが営業部。
営業の仕事は言ってしまえばシンプル。“注文を沢山取って、売上と利益を確保する”です。
私の経験した2社は割とこの営業部の負荷が高かったと思ってます。
QCDとはQuolity(品質) 、Cost(価格)、Delivery(納期)の3つです。
この3つに元々力があるメーカーは営業は楽をできますが、そうでなければ他社に負けてるQCDを一生懸命社内調整を行い他社に勝てるように頑張るのが仕事です。
QCDに大きな差がない場合に、営業力と言って客先に好かれているか、信頼されているかが受注可否を左右します。
その他
他にも、会社によって色々な部署が有ります。
勝手なイメージですが大手メーカーほどIT系のシステムが弱いです。
私の1社目は社内のシステム部が小規模でIBMにフル外注していた為、最新の社内システムで仕事を運用していました。
今の会社はメーカーの内部組織という事もあってか、社内システムが非常に使いにくいです。
メーカーの種類
メーカーにも様々な種類が有ります。
自動車、建設機械、半導体、液晶等々、本当に数多くの業種が有ります。
ただ、皆が知っている完成品を作っているメーカーだけでなく、原料を作る素材メーカー、部品を作る部品メーカーにも数多くの優良企業があります。
ゴム(素材メーカー) ⇒ タイヤ(部品メーカー) ⇒ (略) ⇒自動車(完成品メーカー)
イメージとしては上記です。
もう一度言います。素材メーカーや部品メーカーで隠れ優良企業は本当に多いです。
自動車が売れなくなると自動車メーカーは苦しいですが、ゴムの素材や加工をするメーカーはタイヤではなく他業種のゴム製品を作る事で市場の流れに柔軟に対応できます。
今後ねらい目の業界
メーカーが好きなのでオススメしておりますが、機械系の製造業は中国や東南アジアなどの人件費が安い国に勝てなくなっています。
日本は技術力や品質で世界と勝負をしなければなりませんが、10年前とは大きく異なり中国の製品もそんなに品質は悪くないのです。
そして変わらず安いです‼
私が考える今入るべきオススメのメーカーはこれです。
メカ(機械)のみの技術は中国や東南アジアも追いついてきています。
ただ、メカ×電気の組合せは各国が今も派遣争いをしていてこれから先も大きく伸びる分野です。
自動車業界の場合は、自動運転や電気自動車技術の市場に強くなっていく部品を作るメーカーを探すと良いと考えております。
日本の企業は品質面は非常に管理されていますので多少割高でも十分世界と勝負できます。
是非、今後も発展しそうなメカにも電気にも強いメーカーを見つけて就職や転職の志望企業に加えてみて下さい!
電気工事士(施工管理者):電気工事士をやるなら施工管理者を目指すべき!!5つの理由
施工管理技術士:【セコカン】建築系でおすすめのコスパ最強資格【施工管理技士】
コメント